ティファニー ID ブレスレット 1940's

シスタークラスプを備えた本作は第二次世界大戦期の空気を色濃く伝える一本。

戦地へ向かう兵士が家族や恋人に託した「スウィートハートジュエリー」としてIDブレスレットが広く流行したのがまさにこの時代で、同時期のモデルに採用された特徴的な留め具がこのシスタークラスプです。

プレートは現行より短めでワイド、チェーンはこぶりという当時のプロポーションを備え、必要最小限の造形に強い物語性が宿ります。

装いの系統を問わず手元の芯となる存在感がありながら、誇張がないため日常にすっと溶け込みます。

総じて1940年代の当時物と判断できる非常に稀少な個体で、ミリタリー由来の実用性とティファニーの端正な仕立てが出会った歴史的ピースです。